おわりに
私は新型コロナに感染して、その後に様々な症状が出ました。
感染から約5か月、季節もすっかりと移り変わってしまい、長かったように思いますが、関節への症状はここ2~3週間のことで、初めからリウマチ内科にかかることは考えなかったと思います。
正直に言って、私に現れた症状が新型コロナ感染によるものかはっきりとは断言できません。まだわからないことも多い疾病ですので素人が断言することは難しいです。
しかし、私のように感染後に様々な症状で悩んでいる方は沢山いらっしゃると思うので、今回体験したことをこのようなブログにまとめることにしました。
私が恵まれていたことは
・同時期に感染した夫が後遺症なく健康で働いていること、症状を理解してくれたこと
→家族の理解は純粋にありがたかった、自分が働けなかったので夫の収入もありがたい
・家庭以外に親しく話をできるコミュニティがあること
→愚痴を聞いてもらったり、趣味の話ができて大いに気晴らしになりました
・医療機関のスタッフの方が親身になってくださったこと
です。
まだわからないことも多い、この感染症について研究をされている研究者の方々にも頭が上がりません。
そして日々適切な医療を提供してくださっている医療従事者の方々に感謝しています。
なかには新型コロナ後遺症などない、倦怠感などさぼっているだけ、いいから働けなどと医師から言われたこともあります。(このブログにその医療機関の記載はありません)私以外の人がこんな悲しい思いをすることがないように願っています。
この拙い備忘録が、同じような症状に苦しんでいる方の一助になれれば幸いです。
新型コロナ感染後の倦怠感:リウマチ内科受診
※これ以降の記事には私自身が行った服薬や医療機関の受診などの記載がありますが、医療の専門家が書いている記事ではないことをご了承ください。
↑の続きです。
話が前後しますが、11月中旬くらいから、起床時の倦怠感に加えて手のこわばりがありました。具体的に言うと手の関節がむくんでいるような水が溜まっていて動かしにくい、というような感じです。その症状は朝だけなのであまり気にせずにいました。
そんなある日、突然両膝が痛くなりました。お恥ずかしながら割と怠惰な生活を送っていたので激しい運動もしておらず、不思議に思いました。そのうち膝にもこわばり(しゃがみにくい)はじめました。
このころには朝の手のこわばりだけではなく
・手首のピリピリする痛み
・肘の痛み
も発生し、この症状を調べてみるとリウマチ(自己免疫疾患)にたどり着きました。
また病院かぁ、検査かぁ、と思いつつ診断に高い専門性が必要ということで病院を探しました。
その医療機関を選んだ理由は
・家から近く駅から徒歩圏内であること
・総合内科もやっていること
でした。
【C内科】2022年12月中旬受診
・先生による問診
・血液検査
問診時に新型コロナ感染後から倦怠感が続いていることやBスポット療法を行っていたこと、手、肘、膝の関節に痛みがあることなどを伝えました。
先生からは現在までに研究されている新型コロナ感染による免疫への影響や、その上でその影響が既知の疾患レベルにまでなってしまっているのか、そこまではいっておらず「いたずら」「多少の悪さをしている」程度の影響なのかそれを数値で判断するために専門的な血液検査をすると説明を受けました。
そして検査の結果、疾患レベルまでは達していないが、免疫の暴走はみられるとのことで漢方薬の処方がありました。
結果的にこの漢方薬が自分に合っていて、手のこわばりはほぼなくなり、肘、膝の痛みはなくなりました。倦怠感も現在はほぼなくなりました(ぶり返す可能性もあるのであまり楽観視はしていませんが…)
このリウマチ内科の受診に関してよかったこと
・新たに発生した手のこわばり、関節痛の症状が軽減、消失したこと
・倦怠感の軽減を実感できたこと
このリウマチ内科の受診に関してよくなかったこと
・今のところなし
この記事を書いている2022年12月26日現在も漢方薬は服用中なので、まだ完治したとは言えませんが体も心も軽くなったのは事実です。
以前ならばこのように備忘録として今回のことを文章として残す気力もありませんでした。
この先どうなるかはわかりませんが、このまま回復して仕事をしたり、趣味を楽しめればいいなあと思っています。
新型コロナ感染後の倦怠感:耳鼻咽喉科受診
※これ以降の記事には私自身が行った服薬や医療機関の受診などの記載がありますが、医療の専門家が書いている記事ではないことをご了承ください。
↑の記事の続きです。
さて、耳鼻咽喉科に受診することにしました。その医療機関を選んだ理由は
・家から徒歩圏内で以前かかったことがあること
・県のコロナ後遺症HPに載っていたこと
・その時の症状(上咽頭炎?)に対する治療法が医療機関HPに載っていたこと
でした。
【B耳鼻咽喉科】2022年9月中旬受診
・先生による問診
・Bスポット療法
・セルフケアのすすめ
・トラネキサム酸、漢方薬の処方(人参養栄湯・加味帰脾湯)
この診察の結果、上咽頭炎が割と酷くこの日からBスポット療法を開始することになります。また、前述のA内科と処方の漢方薬が被っていたことから、人参養栄湯は耳鼻咽喉科で処方してもらったものを服用し、麦門冬湯は割高ですが市販に切り替えることにしました。(咳は耳鼻咽喉科受診後1週間程で治まり、その後は一切症状はでていません)
この判断が正しかったかどうかはわかりませんが、A内科からは何かあったら受診するようにと言われていたのでその時はこの判断をしました。
Bスポット療法は簡単に言うと炎症を起こしている箇所にのど〇ーるの綿棒のようなもので塩化亜鉛を擦過するものです。(興味がある方は検索してみてください。耳鼻咽喉科の医師がまとめたものなどがすぐに見つかります)
そして症状が重いととても痛いらしいです。私の場合初回は擦過されながら泣き、処置後の綿棒も血で真っ赤でした。痛すぎて治療後声も出せず、頭が重い感じが半日続きました。
また、自宅でできるセルフケアについてもこの日から始めました。
・鼻うがい
・上咽頭炎うがい(洗浄)
・BCAAの摂取
鼻うがいはドラッグストアで購入できるもの、上咽頭炎うがいはネットで購入できるものがいくつかあり、よさそうなものを色々試して効果があったものを現在も続けています。BCAAの摂取はドラッグストアで購入できるものを摂取してみましたが、効果がよくわからず一箱飲み切ったところでやめてしまいました。
あくまでもセルフケアですので治療の補助として考えるといいと思います。実際に自分に合っているかも、と思えた上咽頭炎うがいにしてからBスポット療法の出血、痛みが激減しました。そして、2022年12月初旬に痛みも出血も全くなくなり、もううちでできることはないとのことで、約3か月間の耳鼻咽喉科での治療は終了しました。
この耳鼻咽喉科の受診に関してよかったこと
・上咽頭炎の治療ができたこと
・セルフケアの習慣ができたこと
この耳鼻咽喉科の受診に関してよくなかったこと
・結局倦怠感は完璧に回復しなかったこと
上咽頭炎治療中も治療後も倦怠感は完全に無くなることはありませんでした。
倦怠感とBスポットの出血がある程度比例しているように感じていたので、倦怠感は上咽頭炎によるものだと思っていました。しかし、上咽頭炎がある程度完治?した後でも倦怠感は残りました。
新型コロナ感染後の倦怠感:内科受診
※これ以降の記事には私自身が行った服薬や医療機関の受診などの記載がありますが、医療の専門家が書いている記事ではないことをご了承ください。
倦怠感が襲った、という表現は少し大げさですが、そう言いたくもなるくらいの衝撃でした。少なくとも私はそうでした。
体が床と縫い付けられてしまったかのように指一本動かせない。足に鉛でも埋め込まれているかのような重さ、だるさ。
最近噂に聞くコロナ後遺症では?と思いつつもスマホを持つことすらできませんでした。
結局その日は布団から這って出て壁伝いにトイレに行くこと、水分補給、シャワーを浴びるくらいしかできませんでした。
そんな人間として必要最低限の生活を2~3日続け、何とかネットで検索等をすることができるようになり、コロナ後遺症を診てくれるような医療機関を県のHPから探しました。
この医療機関を選んだ理由は
・漢方内科があること
・家から比較的近いこと(車がないので駅から徒歩圏内)
でした。
医療機関を受診できるころには倦怠感は少しマシになっていました。とはいえ、朝から元気に活動するのは無理で、
・目が覚めた時の鉛のような体の重さ、倦怠感は変化なし
・目が覚めて時間が経つとなんとか体を起こすことができ、活動することができる
・上記の2つも日によって差があり、その日にならないと程度がわからない
こんな状況だった為、なんとか動ける日に受診をしました。
【A内科】2022年8月下旬受診
・血液検査
・先生による問診・触診
・漢方薬処方(麦門冬湯・人参養栄湯)
この日の血液検査で亜鉛が基準値を下回っていることがわかり、(血液検査前にも亜鉛の数値や倦怠感という症状から甲状腺の疾患の可能性を説明された)次の診察時に亜鉛剤を処方されました。
亜鉛の欠乏には自分で思い至らなかったので、この日から市販の亜鉛サプリを服用開始しました。(2022年12月現在でも飲んでいます)
この内科の受診に関してよかったこと
・既知の疾患の否定(上記の甲状腺関連の疾患等)ができたこと
・県のHPに載っている医療機関なので、最近のコロナ後遺症の傾向が先生から聞けたこと
・先生がちゃんと話を聞いてくれて少し気分が楽になったこと
この内科の受診に関してよくなかったこと
・劇的に倦怠感の緩和や体調が戻ることはなかったこと
よくなかったことに上げましたが、本来漢方による治療とはそういうものなので、自分でも納得しています。あえてあげるなら、という感じです。
しかし緩やかに咳も治まり、倦怠感はまだあるけれど治癒には時間がかかるのかなと思っていた矢先に鼻と喉の間に違和感が出てきました。
「再感染か!?」と焦りましたが熱は36℃台でしたし、色々調べるうちに「上咽頭炎」という疾患にたどり着きました。以前に受診したことがある耳鼻咽喉科に行くことにしました。
新型コロナに感染した&療養
まず、少し前提としての情報です。
・夫、猫との3人暮らし
・感染2週間前に体調不良(新型コロナは無関係)の為、退職済
2022年7月17日に同居の夫が発熱。第7波真っ最中&3連休中なので診察予約は取れず。その日は夫が寝室を使い、自分はソファーで寝ました。この日から室内でマスク&自宅隔離生活開始。
2022年7月18日、私には症状がなかったので最低限の買い出しのみ行う。夫の症状は熱と鼻水のみ。
2022年7月19日、朝起きると38.6℃の発熱と喉の違和感。まさに「クーラーにやられちゃったかな?」程度の違和感。この日は平日だったので、近くの基幹病院へ。ありがたいことに診察、PCR検査を受けることができ、お昼ごろ帰宅。
その日の夕方に(早い!)PCR陽性との連絡を病院から受ける。
HER-SYSのURLもすぐにSMSで送られてきたので登録。ここから療養開始。(~29日まで)
夫は朝に往診アプリでの診察予約を取ることができたので自宅待機。夜に診察、PCR検査を受ける。(20日に陽性判明、療養開始)
発症の順番からすると夫からもらってしまったのかなとは思いますが、結局のところわかりませんし今となってはどうでもいいことです。
感染した時の気持ち的としては、退職済ということもありどこかに迷惑をかけることもないので多少気は楽でした。
後述しますが症状も軽症で済みました。
そんなこんなで療養期間にはいります。特に特筆すべきことがないので簡単に。
ホテル療養などできなかったので、家庭内隔離をしていました。
私の症状
40℃近くの高熱が4日間程続く→唾も飲み込めない程度の喉の痛みが半日→腹筋が筋肉痛になる程の咳
この症状が順番にきました。
熱の時は熱だけ、ひどい喉痛の時は喉痛だけ、咳は咳だけ。
症状が咳になってからは行儀が悪いながらも横になりながらDVDを見たりゲームをしたりそのくらいの体力はありました。
そして10日間の療養期間は終了しました。